先月ブログの更新をすっかり忘れていたので、7月は2回更新するとか前回言ってしまい、そんなに書くネタがないのにと思いながらも書いていきます。
今回は創作に関する話題です。
創作に関する諸々
「それでも僕らは罪人のまま」
「それでも僕らは罪人のまま」が完結して早数日。
カクヨムでのPV数が一気に多くなりました。普段、PV数を気にするより自分のやりたいことを一番に考えるのですが、今までの倍のPV数になっているので、純粋に嬉しいです。
レビューもいただきまして、作品に対してぼんやりしていた部分が形になったような思いです。自分に足りないものも見えた気がします。ありがとうございます。
カクヨム版復活
カクヨムについてここでひとつ。
少し前までカクヨムに出していた同人誌の試し読みを復活させようと思います。
カクヨムの規則である作品の宣伝に抵触するおそれがあったので下げたのですが、宣伝自体を行わないならば問題ないようなので、新作含めて試し読みを文フリ大阪に合わせて公開します。
参加アンソロ
そろそろアンソロ「プティフールの書架」の初稿提出期間の時季になります。
少しずつ進めているのですが、若干迷走気味です。
前々から感じてはいたのですが、書きたいシーンより雰囲気やテーマ性を優先して書くと、私は十中八九書けません。
テーマはひと通り書いた後に「見つける」派なので、先にこのテーマに沿って書こうとすると基本迷走します。兆しがあったのにアンソロのコンセプトに合わせようとして無理しました。
結局手直しの手間が増えるのなら最初から無理しなければいいのにと後から思いました。
そんなわけでこれから初稿大修正祭りです。がんばります。
新版「水のゆくえ」初稿
初稿を進めているけれど……
4月くらいから水のゆくえ新エピソードをずっと進めてきました。
初稿が、あと2、3話を残してほぼ完成しました。(残っている時点でほぼじゃない)
今まで書けなかったシーンを増やしたり、以前より人物の心情が書きやすかったり、書いていて楽しいのですがぼんやりともっとよくできると感じていました。
何かが足りない気がする、と。
それで主人公の言動や真情、書きたいこと、テーマ、構成を全体的に見直しました。
この作品には、季節の花に沿って話を進め、一話ごとに主人公以外のゲストが準主役のように登場していくという、長編に向かない設定があります。
そしてこれは変えたくないコンセプトです。
新版にはあるひとつの大きなストーリーがあるので、初版のような連作短編集らしさは薄れるのですが、それでも大筋に引っかからない人物が何人かいます。
しかも花に沿って話を細かく分けているので、起承転結の起と結に当たる部分が長すぎるのです。
そのせいもあって主人公の目的や動機がはっきりしていませんでした。
構成を見直し
この作品はダブル主人公なので、二人の心理・目的・動機を明確にすること、だらだらしていた構成を簡潔にして、一話が話全体の中でどんな役割なのかをはっきりさせました。
いらないエピソードを削り、一話ごとに何を書くべきなのかが自分の中でわかりやすくなり、どこを修正すればいいかが可視化されました。
「それでも僕らは罪人のまま」で、長編は書きたいままに真っ直ぐ進めるより、プロット段階で何度も見直しを行い、長編として飽きがこない&黒幕への布石を作っておくなどの話の流れを大切にしないといけないことを学びましたので、本格的に本文を整えていく前に何から何まで全部見直しておこうと思いました。
やること多数
新版なので本文もストーリーも装丁もレベルアップした状態でお届けしたいというのももちろんあります。無謀なことに外伝もたくさん作って、本当に「やりたいことを全部やる!」つもりなので、完成までがんばります。
初稿を例えると、山を登り始めて山頂まであと半分といったところなので、まだまだやることは多そうです。
最近の創作話をざっとまとめてみました。
来月からイベント準備が本格化するので、これから文フリ大阪についての話などもしていけたらと思います。