ウェブ小説
ウェブ小説を掲載しております。
ジャンルは基本ファンタジー、基本的に読切の短編や掌編のみを掲載しております。
ウェブ限定公開から、イベントで無料配布したSS、または再録など。
ひととせ
〔 2017年5月公開・2018年11月加筆 / 現代 / 日常ほのぼの系 / 切ない 〕
ひとつの身体にふたつの魂を持つ女子高校生の日常の物語。
おっとりした少女深春と、少し粗野な少年深雪。
双子のような二人の日常はいつも通りで、ちょっとだけ切ない。
化け物と万華鏡
〔 2018年9月頒布・ウェブ再録 / おとぎ話風 / ほのぼの 〕
仲間の墓守をする、ひとりぼっちの化け物のお話。
(※2018年秋のフリーペーパーにつけたSSをウェブ再録したものです)
水底風鈴市
〔 2020年8月公開 / 和風 / 夏祭り / 手紙 〕
海の底に行ったまま帰らなかった父さんのことを想い、海底に憧れる僕。
夏のある日、僕は兄さんと一緒に宵町の風鈴市へやってきた。
ふしぎな町を舞台にした、ある家族のお話。
湖底残映
〔 2020年8月公開 / 沈んだ町 / 死の幻想 〕
町がひとつ沈んでいる湖の噂を聞いて、夜の湖へやってきた私。
そこで不思議な青年と出会い、私は水底に沈む町を覗き見る。
人は湖底に何を見るのか。何に憧れ、何に安らぎを感じるのか。
木槿の夢は暮れのこる
〔 2021年3月公開 / 槿花一朝夢 / 自分の葬式の夢 / 切ない 〕
自分の葬式の夢を見続ける小説家の槿と、貿易事業を興した友人の陽。
別々の夢を持つ二人の、ひと夏のやり取り。今を生きる槿が書く理由とは……。
これは、木槿の花が枯れ朽ちるまでの物語。
奔流に溶ける
〔 2021年3月公開 / 手紙 / 切ない 〕
「木槿の夢に暮れのこる」のスピンオフ短編です。
友人に手紙を書こうとする陽は、書く言葉を見つけられず一行も書けずにいた。
※テキレボEX2WEBアンソロジー投稿作品を自サイトに掲載したものです。
ましろの道 死に囚われた人たちと、死者を看取る神・白鷺のすこし悲しい短編集
あの日、色見草の合間に真っ白な鷺を見た。
うっすらと雪を纏ったその鳥が、北の空へ飛んでいく。
私の目の前には、我が子の枯れたような屍体が横たわっている。
死と冬枯れは白鷺の姿をしている。
あれは死者を看取り、その魂を連れてゆく死神だ。
あの白い鳥が纏っているのは雪ではなく、あわい死者の魂なのだ。
目次
(死者の国を探して森を彷徨う世捨て人の話)
(病の少女と、少女に花を届ける花売りの話)
(妻子を亡くしてから雪山で狩りをするようになった老人の話)
〔 2020年1月公開 / 死 / 安らぎの道・憂世の道 / 和風幻想 / 悲しい・切ない 〕