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2021.04 テキレボEX2 イベントレポート

  • 執筆者の写真: 葛野鹿乃子
    葛野鹿乃子
  • 2021年4月11日
  • 読了時間: 6分

更新日:1月15日

1.テキレボお疲れさまでした


 2020年12月26日から開催していた文章系イベント・テキレボEX2が終了しました。

 3月21日までの延長期間を含めて、3ヶ月近くの長いイベントでした。





2.前半:事前準備~開催編


 募集があって急きょイベント参加が決まったのは去年の9月頃です。

 それから1月の上旬までは新刊2冊の執筆、既刊増刷のための見直しに追われていました。


 準備に追われていたので、企画などで唯一参加したのが公式のウェブアンソロでした。

 突発や即興で短いものを書くのが苦手なので、今思えばよく書けたなあと思います。読み返してみるとものすごく自分好みの話が書けました。他の方の作品もちょっとずつ読んでいたのですが、まだ全部を読めてません……。いつ読み終わるかな。


 アンソロや企画でツイッターは常に盛り上がっていたのですが、お品書きを上げたときから、イベントが始まったなあという、何ともいえない浮足立つような気分で過ごしていました。

 購入サイトが開いてから中間報告までの一ヶ月ほどは、けっこうあっという間だったと思います。



≫企画参加


 ウェブアンソロ1作目やお品書き展覧会は、短編を書いたりお品書きの画像をツイッターに上げていくだけなので参加がしやすく、まだ知らないサークルさんや本を知る機会になってありがたかったです。

 テキレボでいくつかある企画にも参加したいなとは思っていたのですが、表紙の画像を貰える日が企画の締切に間に合わなかったり、出す本の世界観や登場人物がちょうど企画内容と合ってなかったりで、参加を見送ることにしました。




3.後半:期間延伸編


 世情の関係で、期間の延伸が1月下旬に決まりました。

 延長に合わせてやってみたいことを列挙。


  • 今まで読んだ本の中から、テキレボでおすすめの本を紹介する

  • ウェブアンソロもうひと作品投稿

  • 在庫切れのままの既刊をいくつか復活させる

  • 作品を知ってもらう入口を増やそう、作品ごとの特集記事づくり

  • 「魔女たちに薔薇の花を」のイラスト入り登場人物紹介


≫できなかったことは2つ


 できなかったのは、ウェブアンソロの投稿と、イラスト入り人物紹介です。

 アンソロは、一応ひと通り書きました。ただ、読み返してみて内容が微妙で、それを面白くする展開やアイデアを思いつくことができませんでした。

 中途半端な作品を出すよりはお蔵入りかなあと思い、こちらは未達成です。


 もうひとつがイラスト入り人物紹介ですが、これには相方ミツカドの協力が必要不可欠です。

 ちょうど日本昔話の表紙を描いてもらっていたのと、その表紙をどうするかの話し合いをずっとしていたので、時間が取れなかったのが大きな理由です。主要人物といっても男女5組で10人いて、キャパオーバーになりそうだったので、またの機会にできたらと思います。



≫特集記事


 作品の紹介は、ブログ記事ではなく作品紹介の特設サイトの加筆で行いました。

 ツイッターとブログとウェブページと購入サイトの紐づけをするとややこしくなりそうだったので、記事にせずウェブページにまとめたかったのが大きな理由です。



≫既刊復活


 「日本昔話短編集 星合う夜の夢」を、3月1日からカタログに追加しました。

 在庫切れ作品は他に5作品あったのですが、一冊の本としてしかまとめることができない、昔話を再販することに決めました。

 再版が難しそうだなと思っていたのですが、文章の見直しやページの割り付け変更をして、何とか再販できました。文章はともかく、表紙変えるならどう変えるか、一ヶ月くらい相方のミツカドと相談に相談を重ねて、今の形に落ち着きました。



≫おすすめの本を紹介


 こちらが一番やりたくて、一番苦戦したことです。

 紹介文や感想って、ものすごく嬉しくて元気を貰えるのはわかっているのですが、自分が書くとなると読まれることへの緊張みたいなもので、今までうまく書けたことが少ないです。


 テキレボは有志の方が企画を作ったり、アンソロの感想をこまめに発信されている方がいたりで、自主的な行動が受け入れられやすい土壌が最初からあって、こういう空気の中でなら今までできなかったこともやりやすいんじゃないかなと思って、今回は紹介文を書こうと思い決めました。

 読んだ作品について文章にするのは、作品と自分の精神を深く掘り下げることが必要で、前作読み返したりして書くまでに時間がかかりましたが、やってよかったと思います。




4.イベント終了~発送編


 ウェブ上で得られる情報がほぼすべてだったので、どれくらい在庫を用意しておけばいいのか、まったくの未知でした。いつもより多めに発注をかけていたので欠品を出すことはなかったのですが、多くの方にご注文をいただいて、とても嬉しかったです。


 注文数の報告から発送まで時間があったうえほぼ息切れ状態だったせいか、おまけのペーパーやしおり作りが遅々として進まず、作業がダレてしまいました。ペーパーが可愛く仕上がったのに、ちょっと下の方が切れてしまうというトラブルもあり……。


 梱包作業が思っていたよりもずっと大変で、自分にとって一番効率のいいやり方を見つける必要がありそうです。とりあえず本ごとの注文数が知りたかったのでカウント関数を使ったのですが、エクセル上で作品ごとの並び替えくらいはやっておけばチェックのときに楽だったなあと痛感したので、そこは反省点です。


 わくわくおためしパックは、想像以上の部数だったので今回作成は断念いたしました。やってみたいなあとは思うのだけれど、部数が多いとやっぱり懐的に難しいですね……。




5.その他反省


 他で書くところがなかったのでここでちょっとだけ。

 今回新刊で童話や昔話の概要やあらすじ紹介などをやったのですが、書くたびに自分の勉強不足を思い知らされました。

 童話がエログロなだけという見方をされるのがあまり好きではないので、そんなことないよーと言うのに文章がちょっと偉そうな感じになっているのが恥ずかしいです。

 さらっと流し読みしてほしい……。




6.今後について


 今年もイベント参加が難しそうな状況なので、刊行用の小説を書きつつウェブ上に短編作品を投稿していきたいと思います。春は3月に投稿しているので、夏秋冬に分けてあと3回、3作品以上書いていきたいと思います。次回は夏の投稿(5~6月の間)です。


 刊行用には、「魔女たちに薔薇の花を下」と「ルペシュール(仮)」という、長めのお話を書いていきます。「ルペシュール」の方は、いつもと雰囲気真逆を目指しています。




6.さいごに


 書きたいことは大体ペーパーに書いてしまったので、ここでは簡単に。


 イベント参加が難しい中で、こうして新刊を作って発表できる場があって、本当にありがたかったです。短編を書いたり紹介記事を書いたり、今までできなかったことにも踏み出せたので、そういう意味でもやってよかったことがたくさんあって、思い出深いイベントだったなあと思います。またご機会があれば参加したいと思います。


 本の仕分け作業がまだ残っているので、まだ全部が終わったわけではないのですが、発送というひと区切りがつきましたので、この場で御礼を申し上げます。

 ひとまずですが、準備会さんや参加された方々へ、長い間お疲れ様でした。

 そしてお世話になりました。

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