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2026.01 文学フリマ京都10 レポート

  • 執筆者の写真: 葛野鹿乃子
    葛野鹿乃子
  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

1.準備編

≫はじめに

 2026年1月18日(日)の文学フリマ京都10、お疲れ様でした。

 観光等はしていないのですが、久しぶりに京都の町を歩くだけでも楽しくて、よいお天気になってよかったなあと終わってからしみじみ感じ入っております。(帰り道、会場から四条まで歩いた) 

 歩く最中はとにかく時間短縮しようと早歩きしてしまうのですが、人が上げた写真を見ていると、もっとゆっくり京都の町を歩けばよかったなと思ってしまいます。



≫お品書き

 今回はどうしてもやりたいことがなかったので、お品書きの制作はイラスト担当がやってくれました。シンプルな赤一色がキュートなデザインで、丸枠にしたり本の裏表紙を思いきり載せたりなど、自分ではなかなか取り入れないデザインが盛りだくさんです。いつもと違う可愛さがあるし、会場でも目を引いてくれていたらと思います。






2.当日編




≫設営

 今回は以前とほぼ同じ構成にしつつ、新刊がないため無配冊子を作って前に置きました。

 シンプルかつ本のビジュアルが見やすいようにを心がけると、大体いつもと同じような感じになります。

 無配冊子は本を買ってくれた方にくっつけてお渡しが大半でしたが、お持ち帰りいただく方もいて嬉しかったです。ポスターが赤メインだったので冊子も赤備えです。


 あの、中身見た方はわかると思うんですけど、余白の調整がうまくできないうえにA4に印刷して作ったので、上下の余白がページごとに違ってガッタガタになってしまいまして……。

 中身はお気に入りのSSもあって、次回作の予告とか本の紹介とか、内容が詰まって大満足なのですが、いかんせん見目がちょっとよろしくなくて。

 読んだ方は小冊子作り慣れてないのかなって、生温かい目で見てください……。



≫会場の様子

 2フロアになったおかげか、出店者側も通路も余裕があって過ごしやすかったです。入場者数が多かったので、通路の広さも妥当だったと思います。

 会場内の空調が暑すぎず、寒すぎずでちょうどよかったのが個人的にありがたかったです。上着脱いでちょうどいい気温ってあまりないので、本当に助かります。当日はわりと暖かったので、秋物の上着一枚だけだったのですが、北海道の春みたいであったかかったですね。


 今回事務局本部の近くで、入場入口から近い方だったのですが、始まった瞬間どんどん人が入ってきて、12時台でもう人の波がすごかったですね。14時くらいになるとようやく落ち着いてきてお買い物に出たりしました。

 何だかとてつもなくファンタジーな小説が欲しい気分だったので、その辺りのジャンルを中心にブースを回ったのですが。

 いくつか気になる本を衝動買いしちゃいまして。一片の悔いもなかったのですが軍資金が枯渇しました。お金を気にせず欲しい本を衝動買いするのって滅茶苦茶楽しいですね。ここ最近のストレスがじわーっと溶けてなくなりました。マジで最高の気分だった。


 3階にも遊びに行きました。

 雰囲気も人の入りも大体は1階と同じくらいだったかなと思います。あんまりじっくりは見ていないので、ぱっと見の印象ですが。


 今回お手伝いしてくれた相方が翌日仕事で、日曜のうちに疲労困憊するのはさすがに可哀想、ということで16時過ぎに撤収しました。

 そこから四条まで歩いていき、デパートでちょっといいお弁当と京都にしかないお菓子を買いました。(ここ近年の習慣となりつつある)

 15時台でもお客さんがちらほら来てくれていたので、完売出してしまってまことに申し訳ないです……。




3.振り返って


 新規の方もいらっしゃったとは思うのですが、お声がけくださったのはリピーターさんだったと思います。

 「私と死んだ心が森の中(or魔術師)良かったです」と言って「カモメが飛ぶ町」を買ってくださったり、「去年も買ったんですよ」と言ってカモメを買ってくださったり。


 自分が書いて作ったものがちゃんと人に届いているんだなという実感が、言葉になってまた返ってくるという、とても有難い経験をさせてもらっているなと思います。

 ひどく簡単に言っちゃうと「次もがんばっていいの作ろ!」になるんですが、実際、多少は目に見える成果がないとこんなには続けられないと思うので。

 本当に、とても有難いことです。


 さて、活動10年目にして気づいたこと。

 体力がそろそろヤバいということでしょうか。


 これまでは疲れたといっても何だかんだ翌日には復活してたし、何なら当日の夜にレポートをほとんど仕上げて片付けして在庫のチェックとかも全部終わらせてたし。

 撤収時に残っていた在庫、大した数じゃなかったんですが、「これを肩にかけて四条で買い物とか無理」と即座に思いまして、たった数冊のために宅配という便利な力に頼らせていただきました。


 遠征したいなと思いながら10年経っちゃったのですが、ここへきてさらにハードルが上がりました。

 果たしてトナカイの森はそのうちどこかの地方イベントに行けるのでしょうか。




4.在庫について


 「私と死んだ心が森の中」と「魔術師と祝祭」の在庫がなくなりました。

 そこで、増刷をかけるか迷っています。


 残っているのが長編、次回作も長編なので、ここで短編集と掌編集が抜けるのはきついかなと正直思っています。

 もし増刷かけても少部数になるので、特に森の方は以前と同じ装丁にはできないだろうなとは思います。どっちも頒布価格は変えたくないうえ、在庫を数年単位で抱えることはできないので、ちょっとどうするか考えます。


 「それでも僕らは罪人のまま カモメが飛ぶ町」も在庫が僅少になりましたので、ちょっとだけ増刷予定です。どうせ増刷するなら他2冊も一緒に増刷しちゃう? という気分でいますが私は唐突に気が変わるので、あくまで今のところの予定と思ってください。


 「新版水のゆくえ」ですが、前述のとおり次回並べる予定の作品2冊が長編なので、頒布は今回までにしようかと考えております。こちらは「架空ストア」様で通販もありますので、イベントでの持ち込みは打ち切るつもりです。

 長くて、中身も(ていうか主人公が)暗めな長編ですが、これまでのすべてをつぎ込んだような作品だったので、ここまで長く頒布できて、それも色々な方に手に取っていただけて嬉しかったです。

 今までありがとうございました。




5.新作の連載を始めました


≫連載のお知らせ

 ここからイベントレポートと関係ないただの宣伝になります。

 1月中にまた別の宣伝用記事を書くか微妙なので、ここで一緒に載せちゃいます。

 

 去年の年末より、新作の長編をカクヨムで連載開始しました。

 タイトルは「君とみた星空を壊そう」です。


 2026年9月刊行予定の作品を、ひと足先にウェブ上で全文公開する予定です。予定は60話程度と長いのですが、ちょっとずつアップしていくつもりです。


 今回は12星座を元にした異世界ファンタジー長編です。

 ファンタジーでは王道の、様々な風土、様々な種族、冒険、友情、純愛、バトルや魔法などの要素を詰め込んでいます。異世界ファンタジーなのにSF要素も盛りだくさんです。

 シュメール神話やバビロニア神話が好きな方にもおすすめです。


 特に「旅の宿トマリギ亭奇譚 海の瞳の星」を気に入ってくださった方にぜひ読んでほしい内容となっています。本作品に登場した「レーゲンフルーフの星」の語り手レーゲンの、旅の終わりを描く物語となっています。



≫あらすじ

 舞台は、人の生死が星の運行によって表れる世界。

 巫女カルナは星の魔力を持ち、占星術で星空に浮かぶ人や世界の運命が視えてしまう。

 あるとき謎の黒い鎧の兵団に理由もわからず追われているところを、旅の剣士レーゲンフルーフに救われる。しばらくともに過ごし心を通わせていく二人だが、二人とも身体に星座の紋章を宿し、レーゲンも占星術を使えることが判明する。


「十二星座の紋章を持つ者が集うとき、〈海の女王〉が目覚め世界は海に呑まれる」

 空に表れた不吉な予言を占星術で視た二人は、予言の謎と身体の十二星座の紋章の謎を探るため旅に出ることに。​

 星空に奪われた自分たちの運命と未来を取り戻すための旅が始まる……。



≫カクヨムへのリンク

 カクヨムの連載ページはコチラから≫≫≫君とみた星空を壊そう(葛野鹿乃子) - カクヨム

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