作品を委託通販します
まずはお知らせから。
このたび、委託通販サイト「架空ストア」様に、トナカイの森の四作品を置いていただけることになりました。
「春迎えの魔女」
「魔女たちに薔薇の花を」(上下)
「旅の宿トマリギ亭奇譚 海の瞳の星」
以上の四作品です。
いつでも買って読める、トナカイの森のおすすめ作品をピックアップしました。
ご注意
「春迎えの魔女」と「旅の宿トマリギ亭奇譚 海の瞳の星」は今後こちらの通販限定の作品になりますので、ご興味のある方は在庫がなくなる前にお求めください。この二作は通販オンリーの扱いで、今後再販の予定はありません。
おすすめ四作品
どの作品もトナカイの森らしいファンタジーです。
まず初めに読むなら「トマリギ」か「春迎えの魔女」がおすすめです。
どちらも人の悲しみから生まれる小さな奇跡を描いた物語です。「トマリギ」は短編集なので、ファンタジー世界の色々な土地の風土を五感で味えますし、「春迎えの魔女」の、魔女が営む喫茶店で春のハーブや果物を使ったメニューを味わうことができます。
現代人の傷ついた心に触れたり、魔女伝承と未解決事件の謎解きをしたり、現代風にアレンジしたグリム童話を味わいたい人には「魔女たちに薔薇の花を」がおすすめです。
分冊型の長編なのでじっくり物語に浸かれます。特に登場人物の心情描写に力を入れています。
どんなに傷ついても人を愛することを選んだ人たちの心が繋がって謎が解けて、人々が再生していくという、シビアな過去を持つ人たちが最後はハッピーエンドを迎えるものになっています。
どの作品もおすすめです。架空ストア様の作品の紹介ページに仕様・紹介文・サンプルもありますので、よろしければご確認ください。
イベント準備 準備の前に新刊篇
さて、先月から9月のイベント準備に取り組み始めました。
先月では目標を立てて具体的な方策を練ってまとめることなどをしました。
今月からは方策を煮詰めつつ、実作業へ入っていきます。
……入ろうと思いましたが。
この辺りの時期のもっとも恐ろしいことは何かというと、そろそろ入稿に向けて新刊を仕上げなくてはならない、ということです。
今回の新刊は長編で、トナカイの森最長の300ページ越え。なので、1月あたりから無理が出ないようにコツコツ本文を書いてきました。その甲斐あって今現在、ほとんど最終稿ができました。
あとは細かなところを見直しつつ、入稿データとして仕上げていく予定です。
並行して、印刷所をどこにするか、どんな紙を選ぶかを悩みながら決めていきます。
外伝も作ろうとしていましたが、ページ数が嵩みそうなのでとてもおまけというボリュームになりそうにありません。これはちょっと作るか悩んでいる最中です。
こうして新刊の準備を万全に考えて行動すると、ある当然の結果が生まれます。
それはイベントの準備が二の次になるということです。
締め切りが少しずつ迫ってくると私は焦ってしまう性分なので、例え締め切りまでひと月以上あっても私の頭の中の片隅には締切という文字が自己主張をし始め、思考や精神的な余裕を圧迫し始めるのです。まずは作品をちゃんと仕上げなければという。
結局のところ自分の精神的な余裕のために早めの準備をしているのだと思います。
あまり進んでいないとはいっても、空き時間(新刊と向き合うのに疲れた時間)で、新しい帯のデザインや値札の作り直し(データ飛んだ分を取り戻す作業)などはやっていました。
特に帯をどんなふうにアップデートするか、ノートにいくつか案を書き溜め、製作を始めています。
特に今の時季は夏バテや寝不足なども起こりうるので、イベント準備でスケジュールがギッチギチにならないようにしています。
今月は新刊を作ることに重きを置いていたので、来月はいよいよ帯と値札の製作、お品書きとペーパーのデザインをどうするかを細かく考えていきたいと思います。