体調を崩す
6月はものすごく時間の経過が早く感じました。
それには明白な理由があります。
5月の終わりから6月の始まりは、高熱を出して寝込みました。
風邪ですね。家人が先に罹って私に移り、約一週間は横になっていました。39度まで熱が上がり、とにかく苦しかったです。
熱が低かったとき(昼間)は眠れたのに、熱が高くなると苦しさと寝すぎで夜が全然眠れず、眠気はあるのに寝れないという二重苦でした。気絶するように数時間寝て、朝の3時から起きて本を読んで時間を潰しました。横になりすぎて気持ち悪くなったためです。
地獄のような一週間を経て、健康でいるって尊いなって強く思いました。
すべてのやる気を失くす
幸い一週間ほどで床払いはできたのですが、恐ろしいのはそこからの一週間でした。
高熱とともにすべてのやる気まで放出してしまったのではないかというほど、今まで熱心にしていたことに魅かれなくなりました。特に創作、物欲、娯楽だった動画。
ことごとくどうでも良くなりました。創作をやめて読書するだけの生活にしてもいいなとか、集めていた資料もみんな捨てて部屋をすっきりさせてもいいなとか、すべての執着を捨てれば幸せかもしれないとか、おかしな方向に思考が向かっていました。あれは一体何だったのでしょう。
心を取り戻す
スイッチが入ったように10日あたりから、「そうだ、そろそろ文フリ大阪のことを考えないと。まずはスペース設営を決めて印刷物をどういうものにするか決めよう」と思いました。
そこからはわりと元通りになり、前向きにイベントのことを考えるようになりました。
作品も仕上げないといけないので、新刊の最終稿を仕上げるべく動き始めました。
新しい本も欲しくなってリストアップしたり、夏のために簪を買ったりと欲望に関しても元通りです。近々好きになった作家さんの本を大人買いしようと思います。
イベントの進め方(事始め編)
私はイベントに出ると決めると、新刊を仕上げ、イベントギリギリで必要なものを作って印刷するようなことはしません。
私は焦るとミスをしやすいのです。今までも焦ったせいでやらかしたミスがたくさんあります。
せっかくのイベントなのに、ギリギリに仕上げたりすると今度は焦って当日に物を忘れたりすると思います。その姿が容易に想像できます。そうなると悔やんでも悔やみきれません。
そのため、数ヶ月前から余裕を持って準備を始めます。物を作るのが遅いせいでもあるのですが。
まず決めること
まず決めるのはイベントの目標です。
例年の売れ行きなどを考慮して、何をイチオシにして売り出すかを考えたり、以前作ったポスターを見返して反省点を振り返ったり、どんな改善を行うかなどをまとめます。
そこから次のイベントはどんな戦略で挑むのかを決めていきます。
これらは表に出ません。「今回はここをがんばりました」と言わないと誰も気づかないようなものです。やらなくてもいいことなのですが、これは自分がイベントに参加するためにやっています。
「今回はこういうところに力を入れよう」と自分で決めて、モチベーションを保ち、イベントに参加するごとにメリハリをつけるためのものです。
そうじゃないと同じことの繰り返しを機械的にやるだけになって、どうしても飽きてしまうのです。
ずっと執筆してても飽きるし、ずっと本を読んでいても飽きます。ハリがないとどんな楽しいことでも、私は続けていけないタイプなのです。
小説を書くこともそうですが、継続させるためには自分の性質や性格にうまくかみ合わないと途端に作業が苦痛になってしまいます。集中力のムラが大きく、飽きやすくマイペースな私には自分の目標を持つ、という方法はそれなりにうまくいっていると思われます。
まとめました
前回の文フリで作ったスペースやポスターなどを見返し、色々な粗を見つけてしまいました。
それを踏まえて、今回は値札と帯をグレードアップさせることにしました。
スペース設営は実際にいくつか考えられることを試したのですが、どれもピンときません。
いくつか案は出しましたが、夏あたりにもう一回設営については考えてみましょう。
さて、今回はお品書きなどの他に値札、帯を作り直すと決めたので、そのあたりをもっと煮詰めていきましょう。これらはノートや手帳にまとめていきます。私は文字を書くことで思考を整理するタイプなので、考え事をするときは手帳などに思ったことを書いて、何をどうしたいのか整理します。
改善点や反省点をまとめたら、今度はどんなふうにアップグレードしていくのか具体的に考えます。特に値札と帯はノートに今までのデザインを描いてみて、どんなふうに変えていくのかを各作品ごとに納得いくまでまとめていきます。以前と同じ文章も登用することになりそうですが、その場合は見やすさをアップするための工夫をしていくつもりです。
何が必要なのか、どう変えていくのか、実際に作り始める前にできるだけ決めます。そうしないと迷走しておかしい方向へ行ってしまいます。
新刊の推敲作業もあるので、6月のイベント準備は下準備で終わりそうです。
具体的な行動は来月からになります。