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2022.12 年の瀬の創作総括

  • 執筆者の写真: 葛野鹿乃子
    葛野鹿乃子
  • 2022年12月29日
  • 読了時間: 5分

更新日:1月16日

1.ご挨拶


 今年も年の瀬になってまいりました。

 ファンタジーの物語を本にして創作小説を書いている葛野鹿乃子と申します。

 毎年恒例となっている、今年一年を振り返ってまとめていきたいと思います。




2.今年の執筆記録


  • 「魔女たちに薔薇の花を下」(189,873字)

  • 「それでも僕らは罪人のまま」(130,773字)

  • アンソロジー「プティフールの書架」寄稿作品(5,353字)


 作品数が少ないですが、アンソロの原稿以外は長編小説なので、書いている内容は濃く厚くなっております。

 今年は来年刊行予定の長編「新版水のゆくえ」(現在339,977字)を執筆しておりました。

 完成していないので上記には含めていませんが、実作業では、今年の大半はこの物語に費やしていることもあって、他に作った作品が少ないです。

 あと、今書いている短編集も来年1月刊行なので、ここには含めていません。


 ここで自分にとって大事なのは、作品数より執筆総文字数より、自分が書きたいと思った作品を丁寧に書いて、ちゃんと本にしていることです。

 これ以上に「やりきった」と思えることはないです。それに照らし合わせるなら、頭の中にあっただけの作品をちゃんと形にして作れたなという満足感に今年も満たされいます。




3.今年のトピック(オンラインとオフライン)


≫オンライン:長編小説をウェブ連載


 上記にもある「それでも僕らは罪人のまま」を、カクヨムという場所で連載していきました。

 5月から9月の頭まで、全33話をアップしていきました。最初は週に2~3話だったのが、9月まで(イベントまで)間に合わないということで、週4~5話更新になりました。


 オンライン上で作品をアップし続けることはあまりないので、内容もやり方も始終大丈夫かなと思いながら更新していました。それでも☆をつけてくれる方や更新するごとに読み進めてくれる方がいたので最後まで更新できたのだと思います。



≫オフライン:久しぶりのイベント 


 今年はなんといっても、久しぶりにイベントに出て本を頒布できたことです!

 多分二年か三年ぶりです。9月に行われた「第十回文学フリマ大阪」で、連載した長編小説を本にして持っていきました。

 長編3種というかつてないラインナップでしたが、色々な方に本を見ていただけて嬉しかったです。(大量の本を手搬入しすぎて腕が壊れかけたレポートも9月に書きました)



 2023年1月15日(日)みやこめっせで開かれる「文学フリマ京都7」にも参加予定です。


 既刊6冊に加えて、ちょっとふしぎな短編集を新刊に持っていきます。参加させていただいたアンソロジー「プティフールの書架」も、主催さまのブースにて発刊予定です。




4.それは唐突だった……


 つい先日遭ったトラブルです。色々なデータを保存しているハードディスクから異音がして、まったく認識しなくなりました。


 書き途中の原稿のデータは大丈夫なので、まあ最悪ハードのデータがなくなってもバックアップがなくなったかなという程度の被害に収まっています。

 「新版水のゆくえ」のデータが吹き飛ばないかぎり、創作意欲は消えないと思います。そこに関しては幸いだったと言わざるをえません。あれ消えたら二度と本なんて作れないかもしれません。


 問題は今まで作ってきたお品書き、ペーパー、本の表紙、帯などのデータが吹き飛んだことです。表紙は、相方が制作した元データを貰えば済むと思いますが、帯は……。

 次のイベントで見本誌に使う帯が印刷できないとなると、……どうしましょうね。(他人事状態になってますが、イベントまでにはきっとどうにかします)




5.北海道へ



 もっと色々写真は撮ったのですが、うまく撮れなかったので一部だけ。石狩湾の灯台と秋の白樺です。



≫本の整理と読書漬け漬け


 もっと色々な漫画が読みたいですが、値段と置き場所の狭間で迷うことも多く……。

 個人的な塩梅で難しいところですが、電子で場所を取らないと思えばこそ読みたいと思った作品も多々あり、今年は良い漫画にたくさん出会えた年だなと改めて思いました。


 実家から持ち帰った本を読むという心地良さに浸っていたのですが、他にも実家色に染まるように創作を脇に置いて生活していたので、なかなか創作中心の暮らしに戻りにくいです。

 小説を書くのはエネルギーを使うので、そのエネルギーを使わずにいると楽すぎて、そっちに流されてしまいそうになります。そのせいで今の今までぽけーっとしながら漫画読みまくっていたんですが。でもそろそろ文フリの準備も始めないといけないので、長すぎる休息は終わりにしてぼちぼち作業再開していきたいです。



≫景色の違い


 北海道に戻ったときに思ったのが、白樺とかポプラとか銀杏とか針葉樹とか、本州とは少し植生が違っていることです。パッと見で何か景色違うなと思うことが今になってありました。


 植生も違いますけど、やっぱり町や建物より緑の多さや、平原の多さが段違いです。防風・防雪用の背の高いポプラ並木が平原にぽつんと並んでいるような、そういう景色が多いです。

 本州の、所狭しに建物と人が密集した風景とは一線を画している気がします。どっちがいいとかではなく、一重に場所柄なんだと思います。今度はゆっくり景色を見る旅をするのも楽しそうです。




6.来年・今後について


 今年はイベント復帰、いつかやりたかったウェブ連載やアンソロ参加ができたので、自分なりにちゃんと前進しながら創作ができたと思います。


 今後についてですが、もうちょっとトナカイの森の作品に触れられる場所を増やしたいと思っています。なので、通販窓口を別に一箇所増やしたり、参加するイベントを増やしたいと考えています。


 前述のように、来年は「新版水のゆくえ」を刊行予定です。

 あとはもう一冊新刊は作りたいです。活動を始めてから、自分のやりたいように書いていって作品を増やしているので、今の状態が続けられるなら、そんなに新たにやりたいことはないです。来年もいつも通りに創作したいと思っております。


 これにて2022年はおしまいですね。

 今度は2023年の1月に更新予定です。次回は来年参加の文フリ京都について書きたいです。

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