初めてのウェブ連載です
今月から「それでも僕らは罪人のまま」という長編小説をカクヨムでウェブ連載します。
本当はウェブサイトの方で連載していきたかったのですが、カクヨムの方がプラットフォームが決まっていて、アップや編集が楽そうだったので、カクヨムで連載することにしました。
「魔女たちに薔薇の花を」に引き続き、長編です。
イギリスの産業革命期をモデルにしつつ、ファンタジー要素多めの架空の町が舞台です。
主要人物はみんな16歳以下の少年少女。それぞれに事情があって犯罪者として追われ、手を汚し続けながらも彼らが言う「悪い大人」と戦います。
ご注意ください
月曜日と木曜日の、週2日更新の予定です。作者の都合により前後する可能性があります。
2022年9月に同人誌として刊行予定の小説を、事前に全本文をウェブ連載します。
暴力、流血表現、未成年の犯罪描写などあります。苦手な方はお気をつけください。
あらすじ
法で未だ裁かれず、弱者をいたぶり私腹を肥やす。
そんな悪い大人たちをこらしめる正義の使者が、町にいる。
犯罪者として追われる5人の子供たちが作った組織だ。
「ルペシュール」
盗人とアサシンは自分を犯罪者に仕立てた大人に復讐するため。
魔女と騎士は虐げられる人々を助けるために。
魔術師は仲間たちを警察から守るために。
戦いの日々を通して彼らは考える。
自分たちの本当の願いは? 正義とは、悪とは、本当の自由とは?
産業革命期風の町を舞台に、5人の少年少女たちが自由をかけて戦う物語。
連載直前の裏話
第1話から人を選びそうな作品だなあと書いていて思いました。
どう言いつくろっても、例え裁かれる側も犯罪者だとしても、やっぱり主人公たちがやっているのは人殺しなので、そこをどういうふうに受け取られるか、ウェブ連載すると決めてからずっと不安でした。
これ受け入れられるのかな、今までの作品と雰囲気違いすぎないかな、と考えていました。
けれどもう完成させてしまっていて、ここから180度話が変わることはないし、書きたかったもの書けたからもうOKにしちゃおという気持ち(もうどうにでもなれの精神)でアップしました。
タイトルは最初「それでも僕らは人殺しのまま」でした。
該当しない人もいるうえ、負のインパクトが強すぎると思い、罪人という広く捉えられる言葉にしています。このタイトルは、最初と、中盤と、最後とで後味の違った意味合いになってくると思うので、それも踏まえて最後まで読んでいただけると嬉しいです。
秋頃のイベントで刊行予定なので、本で読みたい方は、しばしお待ちいただければと思います。
全33話なので、週2日更新でいくとちょうど秋頃まで連載は続きます。
これからよろしくお願いいたします。
>>>作品はこちらから読めます。