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2018.12 年の瀬振り返り

  • 執筆者の写真: 葛野鹿乃子
    葛野鹿乃子
  • 2018年12月29日
  • 読了時間: 5分

更新日:1月16日

1.刊行物について


 今月のブログテーマは「2018年の活動の振り返り」です。

 年の瀬なので今年一年間の同人活動についてまとめていきます。

 今年刊行した作品は、以下の3冊です。


  • 1月 「水のゆくえ 鶯神楽」

  • 5月 「夕べには海へ」

  • 9月 「魔女の季節 ~春迎えの魔女が営む喫茶店のSS集~」


 参加するイベントの関係で新刊も3冊です。

 刊行ペースがイベント参加によって上がっているため、今年は短編小説やSS集ばかりになりました。SSや短編集の形態が好きなうえ書きやすいので、自然と書くのが多くなっています。

 今年は全体的にシンプルな表紙+短めの物語、が多かったので、来年はその正反対のものを作る予定です。今から準備を始めて、完成度をより高められるようにしていく予定です。



≫「水のゆくえ 鶯神楽」


 前作「水のゆくえ」が太めで硬派で、手に取りにくい方もいるかもしれないと思い、同シリーズとしてさくっと読めるものを目指しました。

 あらすじや人物紹介も入れて、前作を読んだ方には外伝、初めての方には導入、どちらからでも読める仕様にしています。初頒布の文フリ京都では、二作セットでお手に取られる方も多く、とても嬉しかったです。



≫「夕べには海へ」


 第一作「旅の宿トマリギ亭奇譚」と同じ世界観のお話です。トマリギが旅をする人を迎える「静」なら、夕べは実際に世界を巡り歩く人を描く「動」のお話です。

 もっと色々な土地のお話を増やそうと5月発刊は見送りの予定だったのですが、やっぱりイベントに出るなら新刊を出したいなと思って急きょ出しました。



≫「魔女の季節」


 夕べの表紙がシンプル系にしたこともあり、次回作はもう少し目立たせようと思いました。

 本文内の装飾を増やしたり遊び紙を三種類にしたりなど、色々と遊んでみました。

 お話の構想を練ったのが遅かったのでSSにしたのですが、SSという短い枠組みの中で物語に深みを出すため、あえてほのぼの100%はやめたのでした。




2.スペース設営について


 活動3年目になって刊行物が増えました。

 本を作るのはとても楽しいのですが、その分スペース設営が大変になっていきます。

 何とかそれぞれを目立たせようとすることでスペースが要塞化したりちょっと煩雑な印象になってしまったり、ということが何度かありました。

 もちろん、そのときそのときで一番いいと思った設営にしているのですが、見やすくする工夫の余地はあるはずなので、見やすさを考えていきたいです。




3.今年から始めたこと


≫本をカテゴライズ


 9月の文フリ大阪、再販もあり持っていく本が6冊になりました。

 6冊もあると、特に既刊が埋もれてしまいます。そこでやってみたのが、3つのタイプに作品を括って展示するという方法です。


  • 「新刊」

  • 「初めての方におすすめ」

  • 「ピックアップ作品」


 ブースに本が6冊もあったら、初見の人は何から読めばいいかわからないに違いないと考えてのことです。私は自分で回る際に本がたくさん卓上にあったらよくわからなくなってしまうタイプなので、似たような人がいるかもしれないと思いました。


 新刊とは別に、そのときのイベントの「ピックアップ作品」を作りました。

 ピックアップして大々的に取り上げたのが「水のゆくえ」です。

 「水のゆくえ」は表紙とタイトルだけだと内容がわかりにくいと思い、専用のA4ポップを作っておすすめとして取り上げました。確実に手に取られる方は増えました。


 ピックアップは今年のイベント全部でやってみました。

 どのイベントでもピックアップした作品に目を留めてくださる方は多かったように思います。

 やってよかったことのひとつです。来年も、既刊を順番に取り上げて紹介していきたいです。



≫帯の新調


 キャッチコピーを目立たせるため既刊の帯を新調しました。

 今まではシンプルな地に小さめの文字で、文字数も多めにしたものが多かったので、インパクトを持たせようと色を濃くし、文字を大きくしました。見やすくはなりましたが、それがどれだけの人の目に留まったかは定かではありません。

 でも帯は好きなのでこれからも作り続けます。頒布に繋がればなおよしと考え、自分が楽しいと思えることをし続けます。それが何より。




4.来年やってみたいこと


 以上、2018年の活動についてでした。

 文フリ京都は皆勤賞を狙いたかったのですが、イベント参加ペースが上がったことで長めのお話が書きにくいので、ちょっと腰を落ち着けて準備に取り組もうと思います。


 次回のイベント参加予定としては、第三回文フリ京都はお休み、5月の関西コミティア55の参加を予定しております。

 イベント参加率が上がったことで準備期間が短くなり、時間に追われるようになってしまった(一時は小説そのものを見ると目眩がするほど疲れていた)ので、ミツカドとも話し合った結果、2019年はイベント参加率を下げて太めの本を出そうと考えております。


 時間に追われた結果、お品書きやペーパーも今までのデザインを踏襲した保守的なものになっていたので、2019年は挑戦的に準備をやっていこうと思います。

 ウェブサイトも新調したので、ウェブ小説も書いていきたいです。



 2018年12月のブログはここまで。今回は2018年の活動の振り返りでした。

 ここまで読んでくださりありがとうございました。次回の更新は2019年1月のいつかです。

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