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白桜の武家
都の鎮守・白桜を守護する花守の武家一族。
当主は平和な世でも郎党を従え、有事に備えて武を鍛える。
水央(みお)
*男 / 18歳 / 172㎝
*花菖蒲(優しい心、あなたを信じます、忍耐、消息)
白桜の武家当主の嗣子で、白桜を守る武士のひとり。
明るく、誰とでも打ち解けるため友人も多いが、父親とは折り合いが悪い。生きている意味がわからず、苦しみ続けている。
好き:都の散策、桜の花、身体を動かすこと、白米、餃子
苦手:雨、家族の話、自分自身
時雨(しぐれ)
*男 / 59歳 / 175㎝
*紫陽花(移り気、冷酷、あなたは冷たい)
水央の父で、白桜を守る武家の棟梁。豪快な気質だが不器用。息子の水央とうまく向き合えず、彼の成長を陰から見守る。他者を憐れむことができない自分を人でなしだと思っている。
好き:雨の日の散歩、煙草、雨の景色、みそおでん、ラーメン
苦手:貴族社会、刃のついた武器
逢瀬(おうせ)
*女 / 享年20歳 / 162㎝
*吸葛(献身的な愛、愛の絆)
水央の母親で、時雨の妻。気が強くさばさばした女性。
己の死と引き換えにしてでも水央を産む道を選ぶ。
好き:季節の手仕事、子供、海鮮
苦手:じめじめした空気
四聖天
古清水の四方を司る守護武神たち。
主神の常盤を中心に、古清水を守るため協力し合う親友同士でもある。
常盤(ときわ)
*男 / 外見28歳 / 180㎝
*蓮(神聖、雄弁、遠ざかった恋)
四聖天・白蓮(はくれん)で、春と生誕と豊穣を司る東方守護神にして、塞ノ神を統括する古清水の主神。中性的で端整な顔立ちの青年。治癒術を扱い、薬学に優れる。冷静で自他ともに厳しいが、有事の際は自ら最前線に立ち、戦う。
好き:庭の手入れ、薬草調合、花、植物、野菜・山菜、桃
苦手:犠牲、家族の死、火、極寒
竜海(たつみ)
*男 / 外見35歳 / 195㎝
*凌霄花(名誉、名声、栄光)
四聖天・龍王(りゅうおう)で、夏と成長、性愛を司る南方守護神。天真爛漫で陽気な気性な男性。情が深く、多くの妻と子を持つ。常盤は弟分兼気の合う親友。昔あった事件のせいで仲間の死をひどく嫌がる。
好き:妻と過ごすこと、派手なもの、宴、酒、天ぷら
苦手:仲間の死、細やかな作業、静寂、地味
湊(みなと)
*男 / 外見40歳 / 185㎝
*菊(高貴、高潔、清浄、思慮深い)
四聖天・宝貝(ほうがい)で、秋と成熟、商売繁盛、豊漁を司る西方守護神。常に微笑みを絶やさない、温厚で爽やかな青年。西方の守護を担うことから、よく水害に悩まされる西町のことを気に病んでいる。
好き:月見、温泉、盤上遊戯、海、平穏、柿
苦手:争い、戦、災害、性差別
真白(ましろ)
*男 / 外見28歳 / 182㎝
*柊(先見の明、歓迎、用心、剛直)
四聖天・白鷺(しらさぎ)で、冬と死、枯渇を司る北方守護神。
物静かで独特な雰囲気を持つ青年。死者の魂を死者の世界へ送る役目を担う。人の死を看取りすぎて悲しみや悼みの心が摩耗してしまい、冷淡な性格となる。
好き:裁縫、刺繍、織物、静寂、雪、葡萄、魚類
苦手:騒々しいこと、酷暑、知り合いの死
都の人々
都には様々な人が日々暮らしている。
物語の主役にはならない市井の人々は、時には水央と関わり彼を助ける。
五十鈴(いすず)
*女 / 16歳 / 156㎝
*撫子(貞節、純粋な愛、才能、思慕、いつも私を愛して)
都で人気の楽人で、水央と常盤の友人。花咲きの楽人の末裔で、神に音楽を奉じる役目を担う。勝気で頑固な性格。楽人としての誇りを持ち、強い意志で仕事に打ち込む。
好き:歌、楽器、舞、芝居、お餅、すき焼き
苦手:人を犠牲にする音楽、家事
音羽雀(おとわすずめ)
*男 / 35歳 / 175㎝
*梅(澄んだ心、高潔、潔白、忠義)
五十鈴の父で、塞ノ神を咲かせて古清水を巡る花咲きの楽人。
楽才を買われて花咲きの一族に婿入りした、都で随一の才能を持つ。子煩悩で、一人娘の五十鈴を溺愛している。
好き:歌、楽器、舞、芝居、家族団欒、紅葉、すき焼き、寿司
苦手:家族と離れること、静寂、一人旅
茜(あかね)
*女 / 享年33歳 / 160㎝
*芙蓉(繊細な美、しとやかな恋人)
先代花咲きの楽人で、五十鈴の母親。歌うことが好きで、過酷な使命をひとりで背負い、生涯を神と音楽に捧げた。
好き:歌、楽器、舞、芝居、夫との合奏
苦手:家族と離れること、一人旅
浮舟(うきふね)
*女 / 30歳 / 163㎝
*朝顔(はかない恋、愛情の絆、固い絆、偉大なる愛情)
都の西町に住む漁師の女性。気風のいい強気な気性だが、海で死んだ夫を忘れられず、心中では心細い思いをしている。自分を海に誘う海鳴りに日々苛まれている。
好き:素潜り、釣り、買い物、海、潮風、夏、刺身、蟹
苦手:夜の海、海鳴り、嵐の音
凪(なぎ)
*女 / 9歳 / 140㎝
*菜の花(快活、明るさ)
浮舟の娘で、漁師を目指している少女。幼いながらに、母がいつも父の消えた海を見つめていることを知っている。
好き:素潜り、綺麗な貝殻集め、海、母と過ごす時間、麻婆茄子
苦手:一人ぼっち、荒れた海、くせっ毛
水葉(みずは)
*男 / 20歳 / 178㎝
*紫苑(敬う、尊敬、強い愛)
古清水の都を治める若き帝。
文武両道で諸事に優れる。水央とは歳が近いため、友人同士。
好き:学問、鍛錬、味噌汁
苦手:憧憬、嫉妬、誣告、権力
白蓮邸
四聖天白蓮の常盤は、家族と側仕えの霊獣たちと暮らしている。
彼を支えているのは、いつも傍にいる家族と臣下である。
雫姫(しずくひめ)
*女 / 16歳 / 160㎝
*椿(控えめな優しさ、完璧な魅力、美徳、理想的な愛情)
常盤の妻。皇女だが、常盤に命を救われやがて彼に嫁ぐ。絶世の美貌に、他者への分け隔てない優しさを併せ持つ素直な娘。その明るさとは裏腹に自己肯定感が低く、自分に対しては少々卑屈。
好き:裁縫、刺繍、琴、花、綺麗な着物、甘いもの、栗、鰻
苦手:貧困、飢餓、災害、自分自身、犠牲
花葉(はなば)
*女 / 外見17歳 / 158㎝
*睡蓮(繊細すぎる心、純粋、清純な心、清浄、冷たさ、甘美)
常盤の次女。自他ともに厳しく、硬質な美貌と容赦のない言動が目立つ娘。父に憧れ武芸の腕を磨いているが、女らしくないことを気にしている。水央とは鍛錬仲間として親しくしている。
好き:刀の鍛錬、薬草調合、恋愛小説、野菜・山菜、甘いもの
苦手:軽薄そうな人、高慢な人、家族の死
早緑(さみどり)
*女 / 外見20歳 / 170㎝
*満天星(上品、節制)
常盤の長女。おっとりとした清楚な美女で、薬学・医術に優れる。早くに母を亡くしたため妹たちの面倒をよく見ている。次代四聖天として強くなるという強固な意志を持つ。
好き:薬草調合、医学の勉強、野菜・山菜、柚子
苦手:病、家族の足を引っ張ること、自分の容貌
若菜(わかな)
*女 / 外見13歳 / 150㎝
*蘭(美しい淑女、優雅、熱烈)
常盤の三女。明るく無垢な美少女。幼くして母の死に対面したことから、母のいない寂しさを募らせている。白蓮の娘なのに、不器用な自分と、才色兼備の姉たちを比べて悩んでいる。
好き:髪の手入れ、読書、写本、歴史、文学、桃、甘いもの
苦手:薬草調合、料理、裁縫、細かな作業、ひとりの時間
榊(さかき)
*男 / 外見40歳 / 190㎝
*藤(至福のとき、あなたの愛に酔う、歓迎、決して離れない)
白鹿の青年で、常盤の臣下。新しい居場所と生きる意味を与えてくれた常盤への恩義のため、彼の下で働いている。
好き:木や竹の細工・工作、主人の世話、藤
苦手:主人に仇なすもの
千歳(ちとせ)
*女 / 外見86歳 / 150㎝
*卯の花(古風、秘密、風情)
白猿の老婆で、常盤の臣下。先代から仕えているが、現在は高齢のため、あまり動かない仕事をしている。
好き:白蓮一家の世話、料理、裁縫
苦手:酷暑、極寒
樒(しきみ)
*女 / 外見15歳 / 156㎝
*山茶花(困難に打ち克つ、ひたむきさ)
白兎の娘で、常盤の臣下。三姉妹の世話や家事をするために屋敷に入った。大人しいが忠誠心が強く、白蓮一族のため日々働く。
好き:家事全般、白蓮三姉妹の相手、季節の手仕事
苦手:白蓮一家に仇なすもの、霊獣の里の者たち
※白蓮邸にはあと三人、側仕えの者がいて常盤を支えている。
作中では名前程度しか登場しない。
四葩(よひら):白鹿の男。生真面目。榊とは親友。竜胆。
楓(かえで) :白蛇の女。陽気で協調性に長ける。茉莉花。
楸(ひさぎ) :白狼の女。寡黙で武芸に優れる。金木犀。
霊獣
四聖天に仕える霊獣たちには様々な存在がいる。
四聖天の護衛や各地の塞ノ神の花守、一般の武人など。
小波(さざなみ)
*男 / 外見72歳 / 165㎝
*彼岸花(悲しき思い出、あきらめ、独立、情熱)
朱斑模様が入った白鯉の老人。霊獣としては半端者の「朱混じり」として蔑まれてきたが、戦で武勲を立てて花守に取り立てられる。花守の役目をこなすうち孤独に心を蝕まれていく。
好き:一人旅、見識を広めること、白い色、戦い
苦手:差別、古い因習、赤い色
銀嘉(ぎんか)
*男 / 外見17歳 / 170㎝
*木瓜(先駆者、早熟、平凡)
竜海の下にいた武人見習いで、白獅子の少年。裏表のないさっぱりした性格。小波の武功に憧れ彼に弟子入りする。
好き:鍛錬、武人の手柄話を聞くこと、釣り、狩り
苦手:怠惰、弱気
夕鶴(ゆうづる)
*女 / 外見37歳 / 180㎝
*沈丁花(栄光、不滅、実らぬ恋、自然の美しさを失う)
鬼神の女性で、昔の戦に参加した。
一途で感情任せに行動しがちだが、鬼神の誇りを大切にする。
好き:鍛錬、武具、戦い、肉類
苦手:生き恥を晒すこと、野菜・山菜類
秋篠(あきしの)
*男 / 27歳 / 200㎝
*牡丹(富貴、壮麗、風格、恥じらい、人見知り)
鬼神の青年。本名は八瀬。死にかけたところを嵯峨に救われ、花植えの旅に同行する。誇りも仲間も生きる意味も失ったことで、生ける屍と化している。
好き:狩り、武具、武器を鍛えること、肉類、おにぎり
苦手:戦い、争い、野菜・山菜類
嵯峨(さが)
*男 / 享年75歳 / 155㎝
*芍薬(はにかみ、内気、生まれながらの質素)
神より賜った塞ノ神の種を植え、世話のために旅する花植えの一族。古清水の山中を巡る人間。温厚で物腰穏やかな青年で、秋篠の命を救い、彼に植物の世話の仕方を教える。
好き:植物の世話、野鳥、釣り、植物全般、山菜、川魚
苦手:血、刃物、肉類
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